幅の広い川だ。廃棄物、ゴミ、ペットの死骸まで流れる悪臭を放つどぶ川が眼下を流れる。コルヘとニイカを連れ散歩していたようだが、ニイカとコルヘがそのどぶ川に落ちてしまう。

二匹が溺れかかっている。助けなければと思うが、今私が飛び込めば私も溺れるかもしれない。いや、その前にこんな汚い水に浸かりたくないのかもしれない。

コルヘがもがいている。ニイカもふわっとした毛が水藻のように広がり、浮いたり沈んだりしている。

流れを追って私も川を下る。そして浅瀬を見つけ、そこに飛び降りる。コルヘを引き寄せる。なんとかコルヘは助け出した。ほっとする。そこで目が覚めた。しかしニイカを助けたかどうか、定かではない。

今朝だったのか、昨日の朝だったのか忘れてしまった。

宿舎で目覚めた時であるのは確かだ。思い出したので書いておく。

2003 11/9