1959年東京生まれ、作曲・編曲家。
1987年から2000年までパパ・タラフマラ（＊1 ）に在籍。
演劇、ダンスという括りを越えた舞台芸術としての音楽のあり方を追求する。

退団後、8ch.マルチスピーカーシステム（＊2 ）による
ミュージック・コンクレート作品を多数制作。
聞くこと自体の意味を問う、音楽と非音楽の境界へと踏み出している。
※ 一人だけで聴くための上演『井戸端部屋』

同時に、NHK教育テレビ『中学生日記』、
NHK-FM放送オーディオ･ドラマ『FMシアター』などの劇伴を通じて
標題的音楽の作曲も行っている。
また、編曲家としては、ギター・デュオ、ゴンチチのアルバムに参加している。

　

パパ・タラフマラ主要作品リスト
1987 「熱の風景」吉祥寺バウスシアター
1987 「アレッホ」吉祥寺バウスシアター
1988 「海の動物園」吉祥寺バウスシアター
1989 「パレード」都賀国際演劇フェスティバル
1991 「STONE AGE」SPACE ZERO
1992 「ブッシュ･オブ・ゴースツ」パナソニックグローブ座
1994 「青」パナソニックグローブ座
1996 「城 (Archeology of MACHBETH)」パナソニックグローブ座
1997 「船を見る (SHIP IN A VIEW)」銀座セゾン劇場
1998 「春昼 (HARU HIRU)」つくばカピオホール
2000 「WD-I was Born」シアタートラム

オーディオドラマFMシアター主要作品
2003「最初の教師」ABU賞受賞
2010「リバイバル」文化庁芸術祭参加作品
2011「東京Voice」第37回放送文化基金賞受賞
2012「ヘブンズコール」文化庁芸術祭ラジオ部門優秀賞受賞
2013「イジメの行方」文化庁芸術祭参加作品
2014「すばらしい日々」文化庁芸術祭参加作品
2015「ミュージックセラピスト」文化庁芸術祭参加作品

ゴンチチ主な編曲
「放課後の音楽室」アルバム｜EASY BUSY
「Turban shell polka」アルバム｜made in Ukulele
「誰も知らない - extra version」映画「誰も知らない」サウンドトラック
「歩いても 歩いても - ending version - 」映画「歩いても歩いても」サウンドトラック
「What Child is This? （ Greensleeves ）」アルバム｜Merry Christmas with GONTITI

＊1　パパ・タラフマラ｜Pappa TARAHUMARA
演劇、舞踏、音楽、美術という多様な表現を舞台空間に展開させる日本のパフォーミングアーツグループ。2012年解散。
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＊2　8ch.マルチスピーカーシステム
等間隔に8つのスピーカーを円形に配置し、中心点をリスニングポイントとすることで全方位立体音響像が得られる。8ch.マルチスピーカーシステムを設置した『井戸端部屋』では、予約制により一人ずつその音楽を聞いてもらう。